産業連関表
産業連関表は、ある一定地域の、特定の1年間におこなわれた産業相互間および産業と消費者などとの経済取引を一望のもとに収めた統計表で、国においては5年ごとに、都道府県においてはおおむね5年ごとに作成しています。
また、その内容により経済取引の実態(経済の規模、産業間のつながり、構造)を明らかにする統計表であり、表から導かれる投入係数などの各種係数を用いることにより、
- 付加価値を稼いでいる産業およびその生産活動を支えている(取り引きが多い)産業の分析
- 地域外からお金を稼いでいる(移出が多い)産業の分析
- 地域外からの供給に依存している(移入が多い)産業の分析
- 地域内産業間の取り引きの核となっている産業の分析
といった経済の将来予測や行政施策などの経済波及効果を測定することができます。
市では、今回はじめて阿久根市産業連関表(2020年版ver.1)を作成しました。
阿久根市産業連関表の作成方法
今回作成した阿久根市産業連関表は、全国産業連関表や鹿児島県産業連関表、公表されている統計データなどを基にしたノン・サーベイ法による産業連関表をベースとし、総務省統計局の母集団情報および経済センサスの調査票情報をもとにした阿久根市独自のアンケート調査・ヒアリングによる事業所の取引情報に基づく補正を加えて作成する、ノン・サーベイ法とサーベイ法のハイブリッド方法としました。
アンケート調査票
阿久根市産業連関表
2020年阿久根市産業連関表ver.1 (Excelファイル: 132.2KB)
参考資料
阿久根市産業連関表の見方 (PDFファイル: 50.0KB)
産業連関表からみた阿久根市の経済構造 (PDFファイル: 737.1KB)
経済波及効果算定ツール
2020年阿久根市産業連関表をもとに、経済波及効果推計ツールを作成しました。なお、経済波及効果推計ツールは、産業連関表の専門的な知識がなくても推計できるように、「入力」シートは部門ごとの需要額を入力するだけで「結果」シートに経済波及効果が産出されるようにしています。また、域内経済の循環を図った施策の効果として、自給率が向上した場合の経済波及効果も算出できるように、部門ごとの自給率、消費転換率も変更できるツールとしました。
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商工観光課 商工観光係
〒899‐1696 鹿児島県阿久根市鶴見町200番地
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更新日:2025年05月29日