アマチュアボクシングのルール

更新日:2023年09月21日

ルールが分かれば見方も変わる!

リング上で2人の選手が向かい合い、グローブをはめた左右の拳で相手と打ち合い、有効打をどれだけ数多く当てたかを基準に試合を決します。安全性と公平性を保つため、体重別に競技が行われるほか、少年男子・成年男子・成年女子の3区分に分けられています。

ここでは、試合観戦をより楽しんでいただくために、アマチュアボクシングのルールを紹介します。

楽しみ方のススメ

アマチュアボクシングでは、肩や腰が入っている、的確なパンチ(クオリティーブロー)が評価されます。相手に当たったパンチでも、正しいフォームの状態ではないパンチは評価されません。

かごしま国体では、このような視点で競技を見て、採点してみると面白いかもしれません。会場では、選手たちの試合中の動きはもちろんのこと、生の息遣いや、試合終盤の気合の声、応援コール合戦や観客の声援など、生のスポーツ観戦に合わせて、ジャッジの採点も楽しんでみてください。

グローブ

階級

ボクシングには男女ともに17の階級がありますが、かごしま国体では、成年男子は、ライトフライ級からライトヘビー級まで8階級、少年男子はピン級からミドル級までの8階級、成年女子はフライ級の1階級のトーナメント方式で行われます。

階級

ラウンド

成年男子・女子は3分3ラウンド、少年男子は2分3ラウンド、各ラウンド間に1分間の休憩があります。

評価

ファウル(禁止行為)

〇頭突き行為
〇つま先を踏む
〇頭を押さえる
〇背部への打撃
〇肘による打撃
〇組み合う行為
〇後頭部への打撃
〇頭を下げる行為
〇ホールドして打撃
〇前腕で相手を圧する
〇相手にもたれかかる
〇ベルト以下への打撃
〇ロープを使用した打撃
〇相手に背中を向ける行為
〇相手の腕をホールドする
〇腕を相手の脇の下に差し込む
〇グローブの内側での打撃(スラッピング)

競技判定の種類

WP:ポイント

ラウンドごとに各ジャッジが与えた得点により勝者を決定します。競技の勝者はジャッジの多数決により決定します。偶然の負傷などで競技が継続できない場合は、それまでの得点で勝者を決定します。

RSC:レフリーストップコンテスト

片方の競技者に決定的な差がついている場合や劣 勢な競技者が過度な打撃を受けているとレフリーが判断したとき。

WO:ウォークオーバー(不戦)

ゴング後一分を過ぎても競技者がリングに登場しない場合や健診や計量で失格となった場合。

用語解説

ターゲットエリア

打撃を行う際に狙うエリア。腰のベルトラインから上の前面と側面。ただし腕部は除く。

クオリティブロー

得点評価に繋がる有効な打撃。評価の条件は、ナックルパート(握った拳の第二関節と第三関節の平らになっている部分)で当たったパンチ、体や肩の重みを伴うパンチ、ターゲットエリアへのパンチ、きれいに当たったパンチ(妨げられず防がれず)、反則を伴わないパンチ、ジャッジがはっきりと自分の目で確認したパンチを満たすことである。

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