帯状疱疹(高齢者)

更新日:2025年03月21日

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかったときに体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には左右どちらか帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

対象者

  • 年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になるかた
    注意:101歳以上は令和7年度に限ります。
  • 60から64歳のかたでヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能の障害があり、日常生活がほとんどできないかた
対象者の年齢および生年月日一覧
年齢 生年月日
65歳 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日
70歳 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日
75歳 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日
80歳 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日
85歳 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日
90歳 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日
95歳 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日
101歳以上 大正15年4月1日以前の生まれのかた

対象ワクチン

2種類のワクチンがあり、どちらかひとつを選んで接種します。

対象ワクチンの種類と概要
 

乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」

生ワクチン 組み換えワクチン
接種回数
(接種方法)
1回
(皮下に接種)
2回
(筋肉内に接種)
接種
スケジュール

通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種します。
注意:病気や治療により、免疫の機能が低下または低下する可能性があるかたなどは、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種料金
(自己負担額)
2,500円 1回当たり6,500円
帯状疱疹
予防効果
1年後:6割程度
5年後:4割程度
1年後:9割以上
5年後:9割程度
10年後:7割程度
帯状疱疹後神経痛
に対する効果
6割程度 9割以上
主な副反応
  • 30%以上:発赤
  • 10%以上:そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結
  • 1%以上:発疹、倦怠感
  • 70%以上:疼痛
  • 30%以上:発赤、筋肉痛、疲労
  • 10%以上:頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状
  • 1%以上:そう痒感、倦怠感、その他の疼痛
接種できないかた 病気や治療によって、免疫が低下しているかたは接種できません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
  • 接種前に発熱(37.5度以上)しているかた
  • 重篤な急性疾患にかかっているかた
  • 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組み換えワクチン)の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがあるかた
接種に注意が
必要なかた
輸血やガンマグロブリンの注射を受けたかたは、治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン両方を受けたかたは、治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固両方を実施されているかたは注意が必要です。
  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のあるかた
  • 免疫不全と診断されているかた
  • 近親者に先天性免疫不全症のかたがいるかた
  • 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組み換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのあるかた

接種期間

令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

注意:組み換えワクチンの接種を希望される場合は、2回目の接種が期間内となるようスケジュールを立ててください。

自己負担額

  • 生ワクチン:2,500円
  • 組み換えワクチン:1回当たり6,500円

予診票送付時期

3月末に郵送します。

実施医療機関

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

こども保健課 保健予防係
〒899‐1696 鹿児島県阿久根市鶴見町200番地
電話番号:0996‐73‐1228
ファックス:0996‐73‐0297