災害に備えよう

更新日:2021年03月08日

阿久根市は地理的に台風の被害を受けやすく、これまでも台風に伴う暴風雨、高潮などにより人命、家屋、道路、農作物、水産業などに多大な被害を受けてきました。特に台風が薩摩半島に上陸するか、薩摩半島の西海上とりわけ甑島付近の洋上を北上するときの被害が大きくなっています。

また、豪雨による被害の恐れも高く、1日の降雨量が100ミリメートル程度になると災害が発生しやすくなります。

台風や豪雨が発生する6月から10月にかけては特に注意が必要です。

台風・集中豪雨に備えよう

阿久根市では、平成11年の台風18号や平成18年の県北部豪雨災害などにより大きな災害が発生しています。次のことに注意して災害の未然防止に努めましょう。

  • 日頃から家の周りの排水路、側溝を掃除して水はけをよくする。
  • 家の近くの危険な箇所を把握しておく。
  • 窓や雨戸はしっかり鍵をかけ補強する。
  • 懐中電灯、携帯ラジオなど非常用品を確認しておく。
  • テレビやラジオの気象情報に注意する。
  • 危険な場所に近づかない。

土砂災害に備えよう

土砂災害は梅雨期や短期間の集中豪雨により発生し、土石流、がけ崩れ、地すべりなどがあります。次のような前兆現象がみられたときは速やかに避難しましょう。

土砂災害の恐れがある箇所は鹿児島県ホームページ「土砂災害警戒区域等マップ」をご確認ください。

土石流

  • 山鳴りがする。
  • 雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
  • 川の流れが濁り、流木が混ざりはじめる。

がけ崩れ

  • がけから水が湧き出る。
  • 地下水や湧水が止まる。
  • がけに亀裂が入る。
  • 小石がパラパラ落ちてくる。

地すべり

  • 地面にひび割れが起きる。
  • 井戸や沢の水が濁る。
  • がけや斜面から水が吹き出す。
  • 家や擁壁に亀裂が入る。

いざという時の心構え

雨に注意していますか?

傘を差している少年のイラスト

土砂災害の多くは雨が原因で起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら早めに避難しましょう。1時間に20ミリメートル以上または降り始めてから100ミリメートル以上の降水量になったら十分注意が必要です。

逃げ方を知っていますか?

少年が土石流から逃げているイラスト

土石流はスピードが速いため、流れを背にして逃げたのでは追いつかれてしまいます。土砂の流れる方向に対して直角に逃げるようにしましよう。

避難場所は決まっていますか?

少年が避難をしているイラスト

普段から家族全員で避難場所や避難する道順を決めておきましょう。災害が起きるとき家族全員がいっしょにいるとは限りません。そんなときもあらかじめ避難場所を決めておけば安心です。

地震に備えよう

阿久根市では平成9年に薩摩地方北西部地震が発生し、家屋の倒壊など大きな災害が発生しました。日頃から家具などの転倒・落下防止をおこなうほか、地震が発生したら次のことを心掛けて行動しましょう。

  • まずはわが身の安全を
    揺れを感じたらテーブルの下などで身を守る。
  • すばやく火の始末。あわてず、さわがず冷静に
    「火を消せ」と声をかけ合い、確実に火を消す。
  • 非常脱出口を確認する
    あらかじめ非常口を確認しデパート、劇場などでは指示に従う。
  • 火が出たらまず消火を
    「火事だ」と大声で叫び、隣近所にも協力を求め消火に努める。
  • 外へ逃げるときはあわてずに
    瓦やガラスなどの落下物に注意し落ち着いた行動を。
  • 狭い路地、塀ぎわ、崖や壁に近寄らない
    ブロック塀、門柱、自動販売機などには近づかない。
  • 崖崩れに注意する
    山間で地震を感じたときは早めに避難する。
  • 津波に注意する
    直ちに沿岸部から離れ、高台などの安全な場所に避難する。
  • 避難は徒歩で、荷物は最小限に
    緊急車両の通行のため車は使わず避難場所に歩いて避難する。
  • みんなが協力し合って応急救護
    高齢者や幼児、けが人などに声をかけ助け合う。
  • 正しい情報を把握する
    噂やデマに惑わされず、テレビやラジオで正確な情報を。
この記事に関するお問い合わせ先

総務課 危機管理係
〒899‐1696 鹿児島県阿久根市鶴見町200番地
電話番号:0996‐73‐1210
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