市指定文化財
1.八郷のヘゴ

種別 | 市指定天然記念物 |
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指定年月日 | 昭和43年9月17日 |
熱帯・亜熱帯に産する木性シダです。県下では、根占・内之浦・甑島などの自生地より少し遅れた昭和初期に確認され、本土最北限の自生地として脚光を浴びました。
2.河南文書

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 昭和44年7月9日 |
島津藩の御用商人として幕末に活躍した河南家六代・七代源兵衛の残した海運を中心とした一連の文書です。当時の海運事情などを知ることができる貴重な資料です。
3.沼田文書

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 昭和44年7月9日 |
一向宗を摘発する「一向宗訴人」であった沼田家の一向宗関係の資料です。当時の一向宗弾圧を知る上で貴重な資料であり、写本が郷土資料館に展示されています。
4.脇本古墳群(新田ヶ丘古墳群)

種別 | 市指定史跡 |
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指定年月日 | 昭和44年7月9日 |
5~6世紀ごろのものと推定される横穴式石室2基、箱式石室1基、地下式板石積石室1基からなる古墳群です。県指定史跡糸割渕古墳群と合わせて脇本古墳群と呼ばれています。
5.脇本窯跡

種別 | 市指定史跡 |
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指定年月日 | 昭和48年10月12日 |
南九州で初めての本格的磁器窯として安永年間に創設されましたが、やがて廃絶。その後、これを引き継いで薩摩川内市の平佐に再興されたものが平佐焼です。脇本窯については不明な点が多かったのですが、昭和47年(1972年)の調査により、4個の焼成室をもつ肥前式連房登窯であることが明らかになりました。
6.天狗山の磨崖仏

種別 | 市指定有形民俗文化財 |
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指定年月日 | 昭和60年7月1日 |
天狗山中腹にある三条の岩石で中央に梵字で不動明王を表す「カンマーン」が記されています。また、「正徳三天五月吉日敬白」などの文字も記されています。極めて険しい山であり、修験者たちの修行の場であったといわれ、稲の害虫の退散にも御利益があるとして尊崇されています。
7.空順法印像

種別 | 市指定有形民俗文化財 |
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指定年月日 | 昭和60年7月1日 |
正徳・享保のころ(1710年代)、毎年のように大火が続いた阿久根では空順法印(法印とは僧の最高位の名称)を招き火留めの祈祷をおこないました。法印は、戸柱海岸で七日間の断食・水行をおこなったところ、その法力によって阿久根の大火は絶えたと伝えられています。
8.南方神社の石鳥居

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 昭和60年7月1日 |
折口伊兵衛重芳が、寛永の末ごろ(元年が1624年)に阿久根に移住し、焼酎造りが成功したことを神に感謝して寄進した鳥居です。伊兵衛の造った焼酎は、薩摩藩主島津光久公に喜ばれて「阿久根諸白」の名をいただきました。この鳥居こそが阿久根焼酎の由来を物語る記念碑となっています。
9.鳥越古墳群1号墳石室

種別 | 市指定史跡 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
平成元年(1989年)、潟区の土地区画整理中に発見された竪穴式石室です。4世紀中ごろのものと推定され、鹿児島県内では最古の高塚古墳です。同一丘陵から地下式板石積石室が6基、その他の墓制2基も発見されています。1号墳石室は、はまじんちょう公園内に移設されています。
10.南方神社宝物

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
南方神社には、古くからの貴重な文化財が保存されています。県指定無形文化財である「神舞」に使用される「鬼人面」は、宝暦年間ごろ(元年は1751年)の製作といわれ、舞が最高潮に達したとき、この面が「笑う」と言い伝えられています。同じく「翁面」も「神舞」に使用される面です。2対の素文鏡は、13~15世紀ごろの元~明の鏡と考えられます。一対半ある木造の狛犬は、中世(12~16世紀で鎌倉・室町時代)のころの作品だと考えられます。
11.久保下の田の神像

種別 | 市指定有形民俗文化財 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
豊作を祈る石像で、阿久根市内には、約60体の田の神像があります。中でもこの「久保下の田の神」は大変御利益があり、明治時代には「田の神おっとい」の風習にあい、御利益を授けて感謝され、返されたとのいわれがあります。本体は毎年旧暦の十月にお化粧直しがされています。
12.脇本古墳群出土遺物

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
指定史跡である脇本古墳群から出土した鉄剣・鉄刀・鉄鏃などであり、郷土資料館に展示されています。
13.小木原三楽の墓

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
小木原三楽は、本名を庄兵衛(荘兵衛)といい、弓・銃・馬術の達人でした。特に馬術は藩内でも屈指の腕前であり、馬の調教にもたけていました。また、これらの武芸のほか、造園・製茶法などを習得して茶業振興に貢献しました。晩年は、馬術・製茶・造園の三つを楽しみとしたことから「三楽」と号し、その余生を大尾で過ごしました。
14.木造阿弥陀如来坐像

種別 | 市指定有形文化財 |
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指定年月日 | 平成18年11月13日 |
鎌倉時代に製作された阿弥陀如来像です。後世に補修されていますが、鹿児島県内では希少な中世の仏像です。蓮華寺には、ほかにも貴重な仏像が残されています。
15.松木弘安(寺島宗則)旧家

種別 | 市指定史跡 |
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指定年月日 | 平成29年11月10日 |
明治維新の立役者の一人でもある「電気電信の父」松木弘安(寺島宗則)が幼少期過ごした旧家です。天保年間に建設されたもので、当時の郷土の暮らしを知るうえで大変価値がある建築物です。
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更新日:2021年03月08日